やる気を起す遺伝子その3

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1年の中で一番昼間の長い日はすぎましたが、日照時間が短い為、なかなか長さを実感できませんね。

そうでなくてもサッカーのテレビ観戦で短い夜を送っている方も多いと思います。

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参考文献は東京大学超人気講義録より 遺伝子が明かす脳と心のからくりです。

発行所は株式会社 羊 土 社 ですので詳しく知りたい方は購入してみてください。

やる気を起す遺伝子!

前回は喘息の薬を探したら覚醒剤だっとことについてお話しました。

今回は、覚醒剤と意欲がどこで結びつくかという話から始めたいと思います。

マオウから取ったエフェドリンという物質とアンフェタミンは全く違う化学物質から探されたのですが、その構造が非常によく似ていて、しかも人間の意欲にかかわる別の物質の構造とも似ているらしいのです。

これらはどういう構造かというと下図のような構造をしています。

薬物の構造図

今回の主役であるドーパミンという物質にすべての化合物が非常に似ていることがわかると思います。

ドーパミンに途中まで同じで図のように「H」が1個「OH」になった物質をノルアドレナリンといい、体の中ですぐアドレナリンに変わります。

アドレナリンはカーッとなったときにでる化学物質らしいのです。

アンフェタミン、ヒロポン(メタンフェタミン)は血液に注射すると2秒くらいで脳に行ってしまいすぐ気持ちが高ぶるそうです。

エフェドリンは食べても脳にはなかなか行かないそうです。だから覚醒剤としては非常に弱いものになっています。

これらは、私たちの体の中に持っているホルモン、ノルアドレナリンとかドーパミンと非常によく似ています。この非常によく似た物質が私たちの気分を少しずつ変えているのではないかということになってきました。

どういう気分かというと、特に「何かをやろう」という意欲です。

それは、次回に報告します。

今日はここまで。

ありがとうございました。

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